生産性を最大化する心理的安全性向上ワークショップ
Googleの研究から明らかになった、
チーム生産性を左右する最大の要因とリーダーの新たな役割
生産性を最大化する心理的安全性向上ワークショップ
Googleが2012年に行った大規模な調査の結果、チームの生産性を左右する最大の要因は、心理的安全性であることが明らかになりました。心理的安全性が高まると、チームメンバーは自分の考えやアイデアを自由に発言することができるようになり、メンバー同士が信頼関係を築き、協力して作業を進めることができるようになります。また、生産性の向上に加え、メンバーのストレスレベルや離職率の低下も低減されることが明らかになっています。
本研修では、心理的安全性の基本概念の学びをベースに、鍵となるリーダーの役割、そしてチームメンバーのあり方について学んでいきます。
研修の効果と狙い
・心理的安全性の基本概念の学習を通じた基本理解の醸成
・支援的なコミュニケーションモデルの学習
・リーダー育成
・人的リスクの低減(ハラスメントリスク、人間関係による生産性低下、離職リスク)
・チームの生産性向上
ワークショップ内容
- 心理的安全性とは? 〜心理的安全性の基本概念〜
- 心理的安全性と生産性 〜心理的安全性が生産性を高める仕組み〜
- 心理的安全性を高めるプロセス 〜プライドを捨て、自信を深める〜
> 自己理解の深化、自己受容、意識変革 - リーダーの役割 〜過干渉・ネグレクト・不信・感情による支配の罠〜
- 心理的安全性を高めるコミュニケーションモデル 〜支配のドラマを卒業する〜
・コントロールドラマと支配的コミュニケーション
・NVCとアサーティブコミュニケーション
心理的安全性とは?
「心理的安全性(psychological safety)」とは自分が所属する組織やチームやグループの中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。
「自分の発言や行動が拒絶されない、それによって罰を与えられることがない」という確信がメンバー間に信頼と相互理解の循環を作りだします。一方で、心理的安全性が毀損されると、防衛的なコミュニケーションや、権力闘争、支配構造などが生まれ、チームの生産性が低下します。
心理的安全性を作るリーダーシップ
チームの心理的安全性の要は、「リーダー」にあります。リーダー自身が心理的安全性を確立していないと、メンバーに対して、挑戦させることへの不安、相手への不信頼、過剰な管理、感情による支配などがもたらされ、結果として、チーム全体の心理的安全性の低下、生産性の減退が引き起こされてしまいます。チーム全体、組織全体の心理的安全性を確保するためには、リーダー層が、心理的安全性を理解し、自身が率先して変化・成長し、チームビルディングを行うというプロセスが必要になります。
新しいコミュニケーションの原理
人材マネジメントは、市場環境の変化と共に、「伝統モデル」「人間関係モデル」「人的資源モデル」と、そのコンセプトを変化させてきました。現在、マネージャーに求められる、人材のポテンシャルの最大化というミッションを実現するためには、対人関係の原理=コミュニケーションのモデルを、書き換える必要があります。管理・監督を目途とした「支配的コミュニケーション」から、対等な関係性を作り出す「支援的コミュニケーション」へ、対人関係の新たなモデルを学びます。
研修概要
・構成:組織の課題に応じた研修プログラムを構成します。
・時間:2時間程度 × 2回(必要に応じてフォローアップを実施)
・人数:5〜30名程度
事前にサーベイを行った上で、心理的安全性の指標に基づいた定点観測を行うことが望ましいです。また、研修後、個別にチームマネジメントの支援(リーダーコーチング、チームトレーニング 等)を行うことで、適切な導入支援を行います。
講師
須藤峻 Shun Sudo
(心理カウンセラー・コンサルタント)
1983年 東京都杉並区出身。画家一家に生まれ、幼いころからアート、ヨガや瞑想、哲学思想に触れて育つ。高校時代より、親族へのメンタル支援を行ってきたことがきっかけで、人の心理構造、家族や組織の人間関係について強い関心を持ち、大学では、現代哲学、文化人類学、社会学などを専攻。
卒業後はコンサルティング会社を経て、独立。事業開発、ブランディング、ミッション導入などのコンサルティングサービスを提供すると同時に、並行して、ゲシュタルト心理学、認知行動療法などの心理療法を実践的に学び、2012年より心理カウンセラーとしての活動を開始。企業の従業員に向けた心理カウンセリングや社員研修などの人材支援に加え、評価制度、採用支援、組織開発などの人事領域の支援を得意とする。